漫言放語~ラピズのたわごと~

美味しいもの・お酒・ガジェット好きなOLの言い散らかし日記。"思いついたらやってみる"がモットーなので割と新しいものに飛びつきます。

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Amazonオリジナル作品 チェイスについて

どうも、rapizです。

Amazonプライムの動画内のCMでチェイスを見てから、チェイスという作品に釘付けになっております。

 

賛否両論ある本作品ですが、少しご紹介させてください。

 

チェイス あらすじ


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本作は、大谷亮平氏演じる記者・三上と、本田翼氏演じるBSテレビの新米AD・麻衣が、27年前に起こった5つの連続幼女殺人の未解決事件の真相に迫るサスペンスドラマシリーズです。事件当時、DNA鑑定が決定打となり犯人として捕まった一人の男。しかし彼の逮捕にはいくつもの矛盾点が存在していました。「本当に彼が犯人なのか?真実は他にあるのでは?」。心に疑念を抱きながら再度調査を進める二人が直面したのは、冤罪という恐ろしい事実、そして国家権力の恐ろしさでした。数々の苦難にぶつかりながら、真のジャーナリズムを持って真実を暴き出すサスペンスエンタテイメントとなっています。

 

最初に予告を見たときは、結構面白そうな題材のドラマだな。としか思っていなかったのですが、一話を見終わった時に、あれ?これ実際の事件であったなと思い出しました。

 

 

足利事件が元ネタ?

配信と同時に、ニュース系のサイトで色々とかかれておりますが、実はこの作品、清水潔さんのノンフィクション書籍殺人犯はそこにいる: 隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件に非常に酷似しているんです。

 

 

殺人犯はそこにいる―隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件―(新潮文庫)
 

この書籍は新潮ドキュメント賞、日本推理作家協会賞受賞。日本中に衝撃を与え、「調査報道のバイブル」と絶賛されたものです。

 

著者である清水さんは、99年に起きた桶川ストーカー事件で警察よりも容疑者を早く割り出し、警察による被害者の告訴もみ消しをスクープした方でもあります。

桶川ストーカー事件では、多くのメディアが被害者の私生活を面白おかしく報道している中で、独自の切り口で事件を報道したおかげで最終的にストーカー規制法の整備が進んだのだと思います。

 

 

作品の問題点

さて、本作品。

概要にもありますが、

Amazonのものは、サスペンスエンタテインメントというフィクション作品となっています。

一方、清水さんの小説はノンフィクションです。

 

フィクションに徹しているであれば、チェイスはもう少し違うアプローチをするべきだったのかな。と思います。

というのも、これを完全フィクションとするには、足利事件にあまりにも似通っていると思います。

 

また、仮にノンフィクションで制作したというのであれば、犯人が捕まっていない本作品をサスペンスエンタテインメントと銘打って映像化してしまうのはかなり問題がありますよね。

 

ここから先、チェイスがノンフィクションのサスペンスエンタテインメントとしてどのように作品の結末をつけていくのかが非常に興味があります。